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働き方改革関連法が成立し、大企業を中心に対応が始まっている。さて労働人口が今後下がり人手不足が今後も進むことが予測されるなかで、歯科医院はどのように対応をしていけばいいのであろうか。あるアンケートによると、現在子育てをしながら、高齢者の介護も行っている働きざかり世代の生活に対する満足度はリタイア層の方と比較して低い結果であったという話をラジオで耳にしました。そうです、働き盛りの40代は社会的な責任も上がるなか、がむしゃらに働き税金を納め頑張るも、団塊の世才の諸先輩型のお力、理解協力がなければ多大な負荷が圧し掛かるのかもしれません。労働人口は減少、もし一部の財力を持つリタイア世代が、人生を謳歌すべく自由奔放に、働き盛り世代に関心をもたずに行動をし続ければ、必ず不満や摩擦、問題が働き・子育て世代に生じてくると私は感じています。

そうです、人生100歳という文言を立てたのならば、健康意識を高め、健康寿命の長くなった元気な高齢者は助け合いの精神で少しでも労働人口として下手に、地域、国を支えるべく生産性向上を担っていく働き手として加わっていかなければ、必ずどこかしら社会に無理が起こるのではないかと感じています。

恥ずかしい話ですが、私は10年前は自分の父と仕事の考え方の相違から、胸ぐらをつかむほどの衝突を何度かした経緯があります。お互いに分かり合えた事で今は自分の父に大変感謝し、70歳を超えても訪問診療を中心に地域医療に関わっている父を労わる気持ちと、体の衰えや病気と向き合いながら日々の仕事に取り組んでいる父を尊敬の念で見ています。

私はこのように働き世代とリタイア世代がお互いの生活状況を分かりあい、助け合っていく事が本当にお互いにとって良き方向に進む事であると思っています。

さて当医療法人は、基本的な仕事の行動を見直し、整理整頓、社員教育、設備投資を重ね、生産性と仕事効率の向上に努めています。なぜならば、働き方改革に対応し夕方の勤務時間を短縮、GW.夏季、冬季休暇を増やし、働く職員のライフワークバランスを大切に考え改善を行ったからです。

また健康経営優良法人としての取り組みのひとつとして、毎月小さな健康経営イベントを行うこととしました。第一回目は蔵王山を登り、山頂でアウトドアクッキング、2日目は豊川の佐奈川を歩き、手打ちそばを食べるという健康サークル活動を行い、3回目は鳳来寺山への散歩を計画しています。

歩きながら普段の診療中では話せない会話や、相談をすることで社員との距離も縮まり、お互いの考えの理解につながるという効果もありました。

当医療法人理念のひとつである、職員の笑顔を実現することは簡単なことではありません。労働力の減少、医療・介護費財源の不足問題に加え、患者さんの要求度の向上、金属材料費の向上、感染防御対策費用の問題を考えると、日々考え、改善を積み重ねる事が職員の笑顔の達成には不可欠であると考えています。

そのために社員に社会・仕事の成り立ち、事の真意を理解してもらう必要があり、仕事を通じた社会教育を続けていく事が大切なのです。朝のあいさつひとつでも、その職場の風土や仕事の質はわかる事があると思います。

ひとつひとつのもの事を丁寧確実にこなしていく事が一番の成功の近道なのかもしれません。

才能あるものへ

才能とは何か? 個人個人特別な才能や能力の種を持っている。その才能や能力、特徴を生かすもころすも、ボスやリーダー、教育者次第なのである。そんな自分の才能を生かして輝かせてくれた上司やボス、先生、先輩には本当に感謝しなければいけないと思っている。

 

今年一年「Noblesses Oblige-Be Gentleman- という課題を同友から頂いた。新たな目標に向かって邁進したこの一年、仕事量が増えて自分の休みがとれない、自分の働いた時間や稼いだ報酬は、社員の福利厚生や設備投資に当て続けた。時間的ゆとりがなかったせいか、正直体と心に痛みを感じ、自分の現状に苛立ちを感じていた次期があった。

 

そんな時に同友からもらった言葉 「Nblesses Oblige」を聞いてもっとかっこよく、器のでかい男になろう、自分もいつか必ず自由な時間や十分な給与、そして笑顔あふれる生活を送れるようになろうと、気持ちを切り替えることができた事をつい半年以上前に覚えている。

 

今年一年を振り返ると、休みなく本当によく働いたし、数多くの問題にも諦めることなくなんとか対応できることができた。そして201812月の結果を見ても最高の結果を出し、社員との約束を果たし納得のいく賞与を支給でき、日々の診療でも心のこもった適切なことばがけを一人一人にする事ができたるようになった事に、医院、医療法人だけでなく理事長個人としても変わることができた年であったと思う。今までの自分は人を許すことができなかった、でも今の自分は人や物事の摩擦やすれ違いを許すことができるようになった事が一番の変化だと思っている。

 

皆に伝えたいこと。一人一人が、一年、毎日を時に楽しく大切に生きてほしい。真剣に毎日を送るということは、正直きついし、考えることやストレスも多くなる。特に、自分の先祖や親からかけがえのない才能を授かった人は、少しでもその才能を周りの人のため、自分の周りのコミュニティー、地域、日本、世界が良くなるように使って欲しいと思う。それが宝物を授かった人間の役割りであり、人の上にたつボスやリーダーの役割なのだと思う。 

 

急にもの事や社会ははよくならない、世の中には欲や誘惑は無数に潜んでいる。欲や誘惑があるからこそ、頑張れる一面もあるのも事実であるが、一人一人が未来に繋がることを行っていくこと、特に権力や財力、才能に満ち溢れた人間は自らが周りを引っ張り、その道しるべを行っていく事で、その光明なまなざしは、さらに仲間を集め、大きな力となり、その環境を良き方向へ変えていく事になるのだと私は考えています。

 

今年一年、相変わらず山あり谷ありでしたが、自分の周りの人間を少しでも笑顔にできたことに対しては評価することができる一年でした。最後になりますが、自分と一緒に切磋琢磨してきた社員、仕事を支えてくれる協力業者、ぶつかり話し合いを重ねた家族、良き刺激を与え続けてくれる同友に感謝の気持ちをこめて今年一年を締めくくりたいと思います。

 

 

 

石の上にも3年 -時には即断即決方向転換-

物事には作法や順序があり、順番に一歩一歩結果を積み上げ、信頼を勝ち取り、物事を達成に導くことが大切であるが、もしその集団や環境にあまりにも自分一人では変えることのできない大きな壁や力があり、濁り荒んでいる場合は即決をして方向転換をしなければならない事もあるのかもしれません。

私は大学を卒業して大学院生として医局に入局したのですが、そこには自分のイメージしていた技術や教育・設備は整っておらず、大学が掲載していたホームページの内容とは大きな違いがあり、健康を維持できるチャンバー環境の整備もままならない状態でした。入学早々うつ状態に陥り、今思うとこれが鬱とういう状態で自分は根性だけてその状態から抜け出していた事に奇跡すら感じます。他に入学してきた院生は数か月で退局する人もいましたし、3年生という中途半端な形で、退局する先輩もいた状態でした。光がづっとみえず、結果もでないまま3年間はあっという間に過ぎ、自分の指導をしてくれていた教官も他大学に赴任し指導教官が不在となる状況で、ただただ「このままでは帰れない」という気持ちだけで崖っぷちで英論文を書き上げることができました。こんな思いを今後の意欲のある学生にさせてはいけないし、大切な税金をもっと適切に使用してほしいと心から感じました。

その後研究の道から臨床の道に進むべく、僻地にある歯科医院に就職をさせて頂きました。院長先生には大変お世話になりましたが、夕方6時にはお店がほぼ閉まってしまい、他には何もやる事がない漁師街でしたので、知り合いのいない土地に一人で3年間住み続けるという事が何よりも普通の方には苦痛になると感じました。院長先生の言葉を信じて2年半以上地道に努力を続けて医院をサポートしながら自分のスキルも上げてきたつもりでおりましたが、その後も約束どうり自分が身に着けたい技術を指導してくれる予兆はなかっため、思い切って3年を待たずして進路を変更しました。

その後、目標であった海外での仕事の道が閉ざされたため、30歳を超えて、新たに学びを求め、口腔外科の医局に入局をしました。自分が希望していた研修先にはいつ行けるかわからないという不安や苛立ちを毎日かかえながら日曜日も病棟当番、給与なし、一日10時間以上の労働状況プラス、激しいパワハラや嫌がらせにも負けず、ただただ前のみを向いて1年間歯を食いしばり、ただただハングリーに学べる事はたくさんあるという前向きな気持ちのみで希望研修先に進む事ができました。その時に一緒に耐えきった研修生はいまでも繋がりがあります。

名古屋大学麻酔科研修、市民病院口腔外科での勤務を終え、実家の医院に戻る事になりましたが、開業歯科医師としては矯正治療の技術の向上がどうしても必要となってきました。正月休み、GW、お盆休みを返上して、自分の給与をすべてつぎ込み、横浜まで3年間矯正の技術を習得すべく早朝より日帰りで技術の習得に施設へ向かい続けました。おかげ様で今の自分があるのです。

そしてつい先日7年越しでで某学会の認定医の資格を受理する事ができました。忙しい毎日の診療後にこつこつと準備をしポスタープレゼン試験を受けたのですが、自分の未熟さと傲慢さが原因で第1回目の試験は不合格となってしまいました。ただ威圧的な言い回しに加え、医学的な根拠が乏しい一方的な考えの決めつけは学会試験官としてはふさわしくない対応であったことは間違いないと思っています。数か月間は自分を見失いかけ、どうすることもできない憤り感から抜け出し、前をむくために毎日葛藤していました。皆さんならどうしますか? もう一年再度資料を集め作成し直し来年試験をチャレンジしますか? それとも試験官にぺこぺこ頭を下げて、言われるままにただ判子を集めれば認められる完全縦社会の運営に嫌気をさしておさらばしますか? 本来の学会のスタイルとは様々な意見を医学的知見からデイベイトできる事が学会の良さなのではないでしょうか? そうです理不尽で正論がまかりとおらないことがたくさんあるのが世の中なのです。

それでも、たくましく生きてきましょう。自分の家族を愛し、友達を大切に、自分の周りが少しでも幸せにあふれるようになって欲しいと願う気持ちが繋がり、一人でも多くの人が社会に対してやさしさの花を咲かせることができれば、全国、地球規模では大輪の野花、大地となりきっと綺麗な水が大地には流れていくことでしょう。いつまでも清く流れる法人でいたい、そんな思いからせいりゅうかいという名を決めたのが当法人誠流会の本当の所以なのです。

石の上にも3年、でも本当に考えてやりきって光がないならば、過去のことは良き糧としてひたすらに前を向き方向選択をする事も必要なのかもしれません。

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