失った歯や噛みあわせをかぶせ物や入れ歯で補うのが補綴(ほてつ)治療です。
虫歯治療のインレーやクラウンから歯を失った際のブリッジ、入れ歯、インプラントまでさまざまですが、患者様のお口の中の状態を改善し、噛みあわせの安定化を第一に考えた治療を行うことで患者様のQOL(quality of life=生活の質)の向上につとめています。
当院の補綴物は日本の国家資格を取得した豊橋の技工所歯科技工士が作成しております。そのため、毎回技工士と顔を合わせ作成依頼を出しておりますので、お気軽に技工物についてお尋ねください。(デンタルラボシミズ ・ 村上デンタルラボ ・オーライズ等)
当院では歯の詰め物や被せものに使用する金属材料には金、銀、銅、パラジウム、イリジウム、錫を含む金パラ合金を使用しております。一般的に水銀、コバルト、クロム、ニッケル、パラジウムなどが腐食溶出を起こしやすく、歯科金属アレルギーを起こす事があります。原因となっている金属を診断し、必要があれば治療に移ります。ひと昔前に詰め物で使用されていたアマルガムやニッケル・コルト合金が口内に存在している場合はアレルギーを起こす割合も高いです。
加えて顔、首、背中、腕、もも、手のひら、足のひらなどにアトピー性皮膚炎、湿疹、乾癬、にきびを発症し、皮膚科にて治療を受けるもなかなか症状の緩和しない方は、口の中のつめもの(特に金属)が原因で全身性接触皮膚炎を起こしている可能性もあります。つまり、口のなかの金属が口腔粘膜や消化管から吸収され、血管を通じて全身に運ばれ、到達した部位で汗などを介して炎症を起こすのです。
アレルギー専門医の診断のもと原因がお口の中にある場合は治療を行って行きますのでお気軽にご相談ください。
保険適用の義歯に加え、新しい技術や材料を取り入れた自費治療では見た目を考慮したノンクラスプデンチャー(義歯のワイヤーが目立たない義歯)、ぐらつく歯も利用可能なマグネットデンチャー、装着時に違和感の少ない金属床義歯の作製を行います。
日本口腔インプラント学会認定教育施設である九州インプラント研究会100時間講習で学んだ知識を基本とし日本口腔インプラント学会の指針に基づいた正しい治療を行います。おもに義歯(入れ歯)への順応ができなかった患者様に対して、咬合の再構築を目的として手術を行います。安心・安全なインプラント治療を心掛け、術前・術中・術後の適切な管理と、最終的な噛みあわせを考えた治療を行っていきます。
2014年4月より小臼歯(前から4,5番目の歯)におけるハイブリッドセラミック冠がCAD/CAM冠の名称で保険適応される事になりました。
今まで、保険治療において強度の面から小臼歯(前から4,5番目の歯)に銀色の冠を入れており、笑った時に銀歯が見えていた場合や、やむおえず自費治療により白いセラミック冠を選択せざるを得なかった場合も、CAD/CAM冠により強度と見た目を両方ともある程度は満たす事が可能となりました。
ハイブリッド冠つまりCAD/CAM冠とは、セラミックが約80%、レジンが約20%で構成されており重合度も高く、レジンと比較して物性や耐着色性などの性質が有意に向上しています。また特別な機械によりハイブリッドブロックを機械が削りだして冠を作成致します。加えて今までのセメントによる合着とは異なり、特殊な歯面処理とセメントを使用することで冠を歯に接着していくのです。
当院でもハイブリッドセラミック冠(CAD/CAM冠)治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
認定登録臨床スポーツ歯科医としてスポーツによるけがや外傷を少しでも少なくできるように取り組んでいきます。また、歯の破折や脱臼に関しても可能なかぎり迅速な対応で処置を致します。(必ず抜けた歯は乾燥させずに、早急に牛乳や口腔内にいれて医院に持ってきてください。)
咬合(噛み合わせ)と運動パフォーマンスの関係が注目され、研究が進んできています。当院では咬合という観点からスポーツ選手へのアドバイスをおこなっていきます。また遠征中に歯の痛みが生じないようにサポートをしていきます。
オリジナルマウスガードをチームカラーに合わせたり、 自分の好きな色・デザイン・厚さで作成してみてはいかがでしょうか?オリジナルマウスガードは既製のマウスガードと比べ、フィット感が高く、スポーツの種類によりカスタムメイドできます。よって口の中の違和感や、噛み合わせ、外傷予防効果を既製のマウスガードより高く保つことができます。
特に以下のスポーツをされる方はスポーツマウスガード着用で練習中や試合でのけがの発生を減らす事が可能です。(ただし、正式な試合ではスポーツマウスガード着用が認められていないスポーツやマウスガードの色の指定もありますのでご確認をお願い致します。)
歯ならびの不整、特に出っ歯や八重歯は転倒や相手との衝突時に自分の唇や舌を切るだけでなく、相手の顔や頭に傷を負わせる事もあります。また、とっさの強い衝突では前歯や奥歯の破折・脱臼を引き起こす事もります。また、選手個人の噛み合わせの状態や外力を受けた方向によってはスポーツマウスガード着用により脳震盪発生リスクを減少できる可能性もあります。
噛み合わせが極端に悪く、しっかり噛みしめて踏ん張れない方には咬合の安定化を起こし、骨格筋を一つにつなげることで、伝達速度を高め、パフォーマンスの向上につながる可能性も秘めています。その他、いつも力を入れて食いしばる運動の多い方には歯牙の咬耗*を予防し歯の寿命を延ばす効果もあります。
*咬耗(こうもう)とは・・・歯の噛み合わせの面が、徐々にすり減り歯質の一部が消耗すること。
色・デザイン・厚さに関しては院内で相談後、決めて頂きます。
メーカー側の廃番や取り寄せに時間のかかるデザインもありますのでご了承ください。
スポーツマウスガード価格:12,000円~
中学生以下のお子様の場合、歯の生えかわりや成長期による顎の発達などの理由により、マウスピースの再製作が都度必要となります。