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使用後の手術器具の滅菌について

使用後の手術器具の滅菌手順1~3

①使用器具の仕分け

器具の種類によって、超音波洗浄を行うものとジェットウォッシャー洗浄を行うもので、仕分けを行います。

②超音波洗浄

歯を削るバーや、根の治療をするリーマーなどの細かな器具に関しては、超音波の振動による精密洗浄を行います。これにより、血液やたんぱく質をしっかり落とします。

③ジェットウォッシャー洗浄

超音波洗浄機を使用しない器具は、食器洗浄のような器具専用の医療用洗浄器で熱消毒をしながら器具を洗います。


使用後の手術器具の滅菌手順4~6

⑥保管

滅菌後、使用直前まで密封保管します。

⑤高圧蒸気滅菌

あらゆるバクテリアやウィルスを殺菌します。

④パッキング(包装)

器具を滅菌乾燥後に保管するため、密封包装します。


ジェットウォッシャーについて

ジェットウォッシャー使用写真

熱処理(93℃ 5分間)、乾燥過程で血液などの蛋白汚れを落とすことが可能な器具除染用洗浄機です。作業効率の向上、水道水・消毒薬の使用量の削減、錆による機材劣化の防止、洗浄の質の保障が行うことができ、職員の器具洗浄時の器具刺し事故による院内感染防止を減少することが可能です。


ジェットウォッシャーの国際規格

器具の消毒の工程を自動で行える器具除染用洗浄機:ウォッシャー・ディスインフェクター(以下:WD)に関しては、国際規格ISO15883が2011年に国際認証されており、温度と時間を注意すれば多種多様な微生物に有効で、消毒薬を用いず環境不可の少ない熱水消毒が主流となっている。

消毒の評価方法としてA₀(エーノート)値が用いられており、WDには観血処置で使用した器材やB型肝炎ウィルス対策としてはA₀ 3000以上が求められ、ドイツではより厳格なA₀ 12000以上が求められている。一方、日本ではリネン類に対してA₀ 600以上が規定されているだけで、大きな開きがあるのが現状である。

A₀(エーノート)値:例えばA₀ 600ならば80℃で600秒間熱水消毒することを意味し、A₀ 600-細菌や熱に弱いウィルスに推奨。A₀ 3000-B型肝炎ウィルスなど耐熱性病原体に推奨。

高圧蒸気滅菌器にはその性能に3つのグレードがあると知ってましたか?

クラスB滅菌機使用写真

歯科で用いられる高圧蒸気滅菌器には3種類のグレードがあり、通常日本で用いられてきたNクラスの滅菌器では、使用条件や、筒状構造の器具に関しては滅菌不備が起こる可能性が高いため当院ではグローバルスタンダードとなっているヨーロッパ基準の最高基準クラスBの滅菌器を導入しています。


小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ基準であるクラスB(EN13060)の基準に適合する必要条件

  • 滅菌器本体に滅菌工程や結果が印字されるプリンターが内蔵されていること。
  • 使用する水が循環式ではなく、使いきり式であること。
  • クリーンウォター並びにユーズドウォターの両タンク内が洗浄できること。
  • プリオンモード(狂牛病で知られる感染性蛋白粒子)やHelixテスト(タービンヘッドなどの内腔物への蒸気浸透性テスト)とB&Dテスト(リネンなどの多孔物質への蒸気浸透性テスト)の機能が備わっていること。
  • バクテリアフィルター(0.2μm粒子を99.9%以上凝集すること)を採用していること。
クラスBの高圧蒸気滅菌器の特徴

クラスBの高圧蒸気滅菌器は、真空・給蒸気過程で徹底した空気の排出を行います。そのため、真空・高圧状態で滅菌処理をすることができ、器具の形状や機材の種類に関係なく滅菌が可能です。また、滅菌処理後も滅菌された状態で密封保管できるため、クリーンな状態で器具を保管することができるのが特徴です。

ヨーロッパ基準滅菌機(クラスB)の滅菌時圧力状態グラフ
ヨーロッパ基準滅菌器(クラスB)の滅菌時圧力状態

赤丸はパルス真空(プリバキューム)を示す:真空と蒸気の注入が交互に繰り返されることにより、チャンバー内の残留空気が排出され、高温の蒸気が被滅菌物の細部まで行き渡り完全滅菌が可能になる。

その他:薬液殺菌

薬液滅菌写真

どうしても熱で溶けてしまう、プラスチックや樹脂などの器具に関しては、特殊な薬液に浸漬させ薬液による殺菌をおこないます。

歯を削るバーや歯の中の神経を取るリーマーの滅菌

歯を削るバーや歯の中の神経を取るリーマーも、使用ごとに滅菌をおこないます。

バー・リーマー滅菌写真

バー・リーマー滅菌写真

ハンドピースの管理

ハンドピース管理写真

歯を削るハンドピースは、専用の洗浄機で内部の細かいところまで洗浄し、注油をおこないます。

これらのシステムを活かすための適正な職員教育

職員教育をする院長

  • 総合病院感染制御部 医療安全管理 感染対策室責任者の先生をお迎えし、当院の現場視察と指導をして頂きました。
  • 数年に一度、保健所の視察を受けて、職場環境のチェックを受けています。
  • 院長は、医学部大学病院、公立総合病院での勤務経歴があり、感染防御対策の基本となる知識、実務経験を習得しています。加えて、専門的な職員を育成するための教育者として第2種歯科感染管理者資格を取得しています。
  • 実務経験豊富な滅菌専属スタッフを正社員として雇用し、滅菌担当職員の増員を行っています。

まつば藤城歯科医院の安心安全な医療に対する取り組みを説明させて頂きました。

今後も職員一同、患者さまにより上質な医療を提供できるように努めていきます。

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