院長は日本顎関節学会 認定医を取得しています。この資格は筆記試験に加えて、顎関節症学会が指定する症例数報告、症例プレゼン発表試験を合格した歯科医師に与えられます。地方の開業医がこの試験を合格するには多くの研鑽が必要となります。
大学病院まで行かなくても、地元豊橋市で認定医の診察が受けられます。患者さんの毎日の生活が少しでも「よくなる」につながる治療を一緒に考えます。
「顎関節」とは、口を開いたり、閉めたりする際に中心として働く部位です。側頭骨のくぼみ(下顎窩)、下顎の頭(関節突起)、関節円板、靭帯から構成されています。顎関節は回転運動と前方へ滑走運動を行うことが可能なため、下あごは複雑な動きを行うことができるのです。
以下はすべて顎関節症の症状です。
放っておくと悪化したり、食事がしづらくなったりすることもあります。あごが痛くてごはんが食べづらい方や、口を開けると音が鳴る方には治療をおすすめします。「あごに違和感があるけど、どこに相談すればいいかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
顎関節、筋肉、関節軟骨の正常な機能を取り戻すことを目指し、日本顎関節症学会推奨の基本治療と解剖学、生理学を基礎とした噛み合わせ、歯並び治療を合わせた統括的な治療を行うことで、患者さまの症状を軽減・治癒してきた実績があります(ただし重度に骨が変形し、癒着を起こしている場合は他施設で手術が必要となります。)
最近は顎関節症予備軍の症状を誘発する方がとても多いです。食事を食べるという行為や口を動かすことは一生涯生活に関わっていくことです。初期の軽度症状の際に診察をさせていただき、生活習慣を含めた予防処置をすることが、患者さんの顎関節症の重症化を防ぐうえで重要であると考えています。
初発症状として、10代後半に症状を自覚する方、40代を超えて症状を自覚する方の2つのピークがあります。症状が長引き慢性化すると重症化(口がほとんど開かない、ざりざりする、痛くて噛めない)に向かっていく傾向が高まりますので、症状の早期回復の見込みが高い初発症状の際にご相談していただくことをおすすめいたします。